宜野座のコラム
宜野座で楽しむいちごの季節|いちご狩り
宜野座の冬の楽しみといえば、いちご狩り。
今回は、「宜野座いちご生産組合」会長のバムセファーム妻鹿晋介(めがしんすけ)さんにお話をお聞きしました。
種類豊富ないちご狩り プロにポイントをお聞きしました
いちご狩りは制限時間40分。時間内に自分で苺を摘み取りして、好きなだけ味わうことができます。農園によって、ルールや感染症対策等が異なるので、はじまる前に流れを説明してくれます。
説明の後は、いざいちご狩りスタート。
どの農園でも数種類の品種を栽培しているため、食べ比べが可能なのもうれしいポイントです。
甘いもの、酸味と甘みのバランスがいいものなどいろいろなので、ぜひ食べ比べてください。
実際に食べ比べてみると、品種ごとの味の違いに驚きます。
ちなみに、真っ赤に色付き、ヘタが上に向かって反っているのがおいしい苺の目印。
小さくても大きくても真っ赤に熟した苺を選んでくださいね。
意外と長い40分、「後半になったら練乳などで味変するのもいいですね」練乳の用意してある農園も多いです。
いちご狩りは予約制なので、必ずお出かけ前にご予約を。
時間制限もあるので、遅刻にもお気をつけくださいとのことでした。
丹精込めて育てた苺です。ヘタに近い白い部分も残さず食べてくれると嬉しいですね
「推し農園」を見つけるのも 楽しみのひとつ
家庭規模で経営しているところが多いので、農園の雰囲気もそれぞれ。
育てている品種の違いや種類はもちろん、農園主さんやそのご家族、スタッフとのコミュニケーションも宜野座のいちご狩りの楽しみの一つと言って過言ではないかもしれません。
実際、お客様の中には「ここの農園の皆さんに会いたくて」と言って来園する方も。
農園によっては苺の直売も実施。摘みたての新鮮な苺が自宅でも味わえると、こちらも人気です。
村内では、道の駅「ぎのざ」内の未来ぎのざ 特産品加工直売センターでも販売。
また、同じく道の駅「ぎのざ」内、ぎのざのお菓子屋SUNでは、宜野座村産の苺を使用したケーキやスイーツが季節限定で登場します。
なんで宜野座で苺? 秘密は村の支援体制
宜野座村にある農業後継者等育成センターでは2000年から、農業従事者の育成を目的とした村内研修生を受け入れ、2年間の研修を行っています。
村内の苺農園の全てが、この研修で基本を教えてもらい独立しています
充実した研修で知識を増やすのはもちろん、独立後はどの農園も試行錯誤しておいしい苺を育てています。
独立後も、さまざまな支援があることから年々農園が増え、現在の数となっています。
長い年月をかけて人材の育成に力をいれてきたことから村では2018年には「いちごの里宜野座村」を宣言しました。
また、毎年1月15日は「いちごの日」として道の駅「ぎのざ」でイベントも開催され、新鮮な摘みたて苺の直売をはじめ、苺を使った限定商品が登場するのでこちらも要チェックです。
宜野座村の豊かな自然が おいしい苺を作ります
現在、組合に加盟している農園は10ケ所。
1月(一部農園は12月)から5月上旬ごろまでいちご狩りを開催しています。
「水と緑と太陽の里」を掲げる宜野座村は、その豊かな水資源により苺の栽培が可能でした。
温暖な気候なため暖房費がかからないのも利点です
シーズン中にはじまる 来シーズンの準備
農園では一年を通してさまざまな作業がたくさん。
いちご狩りのシーズン中である3月から4月頃には、もう来年の苗作りが始まります
妻鹿さんの場合は、いちご狩りとは別のハウスで苗づくりを同時進行します。
冬の間に気温の下がる本州とは違い、通年を通して温暖な沖縄では成長しすぎてしまうことから苗の保管ができないなど、栽培状況も異なります。
夏場の暑いハウスの中で植え付け作業をしたり、肥料などで栄養の調整をしたり、気温や日長、品種の性質によって異なる成長を細かく見極め、おいしい苺になるよう丁寧に育てていきます。
10月頃には花が咲き、11月ごろから早い品種の収穫が始まります
一年以上かけて丹精込めて作られた宜野座の苺を、ぜひ味わってみてくださいね。
各農園へのマップはコチラから
基本情報
- 店舗名|事業者名
- 宜野座いちご生産組合
- 営業・受付時間
- 営業時間、受付時間は農園によって異なるため公式サイトをご確認ください
- お問い合わせ先
- 各農園にお問い合わせください
- その他
開催期間
1月〜5月上旬
※一部の農園は12月から開催料金 40分食べ放題
大人(中学生以上) 2,000円
小学生・75歳以上 1,500円2歳〜未就学児 1,000円
※価格は全て税込です
※75歳以上の方は年齢が確認できる身分証明書(保険証等)をお持ちください
いちご狩りは事前予約制となっております。
週末は特に人気ですので、早めのご予約をお勧めします。
予約電話番号、営業時間等は農園によって異なりますので、道の駅「ぎのざ」、各農園で配布中のチラシもしくは公式サイトにてご確認ください